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2011年9月

2011年9月15日 (木)

男性不妊症について⑥:精索静脈瘤

精索静脈瘤は手術で治す事の出来る男性不妊症の原因の一つです.
思春期以降に好発し,左側に多いとされています.
一般男性にも15%に見つかりますが,男性不妊患者だと約3倍の40%以上に見つかります.
超音波検査で探せばもっと高頻度になると考えられています.
自覚症状はほとんどありませんが,陰嚢部の違和感や鈍痛,陰嚢腫大,陰嚢内の腫瘤蝕知などで受診される方もいます.
精索静脈瘤手術を行うことにより,約70%の方で術後の精液所見が改善し,妊娠率も向上すると考えられています.

精索静脈瘤手術はいろいろな方法がありますが,再発や合併症が少ない顕微鏡下低位内精静脈結紮術をお勧めしています.
私が勤務している田川市立病院では2泊3日の入院が必要ですが,日帰り手術で行なっている施設もあります.
手術の中身は同じでも,麻酔の方法や手術費用が違いますので,しっかり話を聞いて,自分に合った方法を選べば良いと思います.

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